茶寮 宝泉 [ブログ]

慈照寺を後にし、タクシーに乗ること約15分。
下鴨東本町の裏路地を少し進むと、一際風情のある建物が目をひく。
その建物こそ、目的地の「茶寮 宝泉」。

趣のある門をくぐり店内に入ると、既に数組の待ち客。
20分程で声がかかり、座敷に案内される。
14畳ほどの広間に2人掛けが3席、4人掛けが1席のみ。
2人掛けはどの席からも庭が見えるよう、扇状に並べられている。
普通であれば、利益や回転率を考慮し席数を増やすところ。

しかしこの店では、供する菓子の品質と、客の過ごす時間と空間に重きを置く。
これぞ真の持て成し。
料理店における接遇とは、客の無理難題に応じることでもなく、サプライズで感動させることでもない。
洗練された接遇に、老舗の懐の深さを知る。



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